ゑんぷの空虚

支離が滅裂

過去と夢は近しく曖昧に

 

朝起きると昨日のことが曖昧になって居た。悲しいような靄がかかった景色はそれで完成されているような。好きな人に何も与えられない時、何を目標に暮らしましょうか。日に日に彩度の落ちていく視野にどう耐えようか。抗おうと踊ってみるが案外人間も儚く、現状維持。永遠なんてないなんて言うくさすぎる当たり前の文句を、どうして毎日思い知らされなければならないのか。日々生み出され、どんどん増えていく過去をどう扱ったら良いのか困ってみたりする。本当は無視できるようなこんな小さな疑問たちの答えは知っている。知っていても尚疑問に思う。思いたくなる。知らない誰かに問いただしたくなる。どうして?なんで?過去は栄養になって人の一部を作っていく。だからあなたはわたし。

 

 

寝るまで聞いて、ごめんね。あの子は毎晩辛そうだった。今思えばね。なんでも笑いながら言うもんだから、私も適当に笑って返した。笑うしかなかったんだと思う。自分の中の思考に自分で驚いていたと思う。どうすることも出来なかったと思う。人に自分の全てを預けてしまうことができなかったと思う。あの時は既に取り返しがつかなくなっていて、、、私がちゃんと聞いてあげていたら?あの子の望む人になっていたら?考えても無理な過去を想像したりする。過去は栄養になる。私になる。あの時の限界手前、頑張っていたあの子は私になる。

 

もう1人のあの子は私に沢山くれました。それは色々。色をくれましたし、意志をくれました。消えてしまうことが分かってから、一生懸命自分の持ち物を配って回っていたと思う。私はここに居たってずっと証明して欲しいと願いを込めて。今度はちゃんと受け止める。人生冗談じゃないの。生きる意味を他人に与えられているようでは甘いが、他人によって生きる意味を丈夫なものにしてもらっている。これは結構強力。あの子は夢、私の夢。

私は間違いばかり見せてしまったけれど、あの子はあの子なりの正しさばかり見せてくれた。

わたしの正しさを探しに行くね。

ありがとう、

 

 

という夢を見た。妄想もほどほどにね