ゑんぷの空虚

支離が滅裂

2Bの鉛筆が折れる音がした

すべてがうまくいくようにと、祈るだけでは叶わない。ならば心を削ろうと、差し出したって届かない。こうして彫刻刀で丁寧に、溝を深くしていくんだね。痩せ細った鉛筆で、助けを求める言葉を書こうにも、こめる力に負けて折れてしまった。1人の部屋に帰ろう。無力な自分を責めよう。最後は自分を守ってあげよう。振り絞った勇気はゴミみたいなものだ。本当は助けてほしいけど、今の私は誰にも会わないほうがいい気がする。人と話すのは疲れる、後悔のないように伝えたかった、たぶん、伝わらなかった。無駄。もう何もできない。