ゑんぷの空虚

支離が滅裂

忙しない脳で創る

うっすらとした消失願望は、創作意欲とうまく繋げることが出来ればむしろ健康的といえよう。文化的な生活が、一般的な幸福と結びつかないのは人生の悩みのひとつ。自分の創作で、最も大衆的な趣味が料理だけど、私からすれば音楽も、漫画も、料理を作ったり味わったりすることと同じだ。作りたいときに作りたいものを作るし、その時一番に味わいたいものを味わう。気が乗らなければ、何も口にしなくてもかまわない。自分の体現したい世界に、自分の体温をチューニングする。感度は高まるが、色んなものが見えると、自分の存在に懐疑的になって、消えたくなってくる。一生こうやって何かを生み出して生きていきたいと思っているけど、果たして可能なのか。こういう生き方を許していただけるのかと、まだ見ぬ先の幸福に尋ねてみたりする。頭が止まらない、そういう病気だ。何も考えない時間が1秒たりとも存在していない。頭が静かな人に、私の脳みそを1日貸し出して感想を聞いてみたい。