ゑんぷの空虚

支離が滅裂

忙しない脳で創る

うっすらとした消失願望は、創作意欲とうまく繋げることが出来ればむしろ健康的といえよう。文化的な生活が、一般的な幸福と結びつかないのは人生の悩みのひとつ。自分の創作で、最も大衆的な趣味が料理だけど、私からすれば音楽も、漫画も、料理を作ったり味わったりすることと同じだ。作りたいときに作りたいものを作るし、その時一番に味わいたいものを味わう。気が乗らなければ、何も口にしなくてもかまわない。自分の体現したい世界に、自分の体温をチューニングする。感度は高まるが、色んなものが見えると、自分の存在に懐疑的になって、消えたくなってくる。一生こうやって何かを生み出して生きていきたいと思っているけど、果たして可能なのか。こういう生き方を許していただけるのかと、まだ見ぬ先の幸福に尋ねてみたりする。頭が止まらない、そういう病気だ。何も考えない時間が1秒たりとも存在していない。頭が静かな人に、私の脳みそを1日貸し出して感想を聞いてみたい。

泣きたいだけじゃない

これは私の課題だな。くしゃくしゃの紙がもう元には戻らない様に。きっと壊れたものは直せない。私はこの先ずっと、やりたかったのにできなかったと嘆きながら生きていくの?努力不足。死ぬ気で出来ないなら諦めなさい。楽しくなれないのは、自分が足りないから。もう、自分の人生に他人を巻き込みすぎるの、やめよう。死ぬほど寂しいけど、こんなに勝手な人間はきっとその方がいいね。こうやって、ゆっくり死んでいくのかな、苦しいな。でも自分だけじゃないんだよ、みんな苦しいのに1人で頑張っている。分かるでしょ?どうして自分1人いつも大袈裟に騒ぐの。自分を保つためにはどうしたら良いか、よく考えよう。やはり、表に立ち続けていないと、自分を許せない。本当は怠惰で弱い自分を許すために、健康的に生きていくために、なりたい自分にならなくてはならない。居るべき場所に居られる様に。ただやはり、自分が生きながらえるためのエゴに、他人を付き合わせてはいけないな。考えれば考えるほどそう思ったよ。今はちょっとだけ、隣の芝生が青いよ。痛いのは今だけだと信じたい。自分の力で切り拓いて、自分の居場所をつくりたい。

1人で強くなりなさい

1人になりたいくせに、いつまで人に甘えるつもり?迷惑かけて自分だけ助かろうなんて、図々しいったらありゃしない。お前は何がしたいんだ?私は…私は好きなものを愛し続けたい。全身全霊で。好きなものに胸を張っていたいだけなのに。上手く言えない、色んなことを考えるとその膨大さに絶望して涙が出てくる。生きているのも恥ずかしい。分かっていても恥ずかしい。恥ずかしいことなんてもう何もないと思っていても耐え難い。先週から続いている、人と人との軋轢、誰とも話したくない。きっと上手くいかないから。傷ついても立ち向かう力が無い。強くなりたい。

2Bの鉛筆が折れる音がした

すべてがうまくいくようにと、祈るだけでは叶わない。ならば心を削ろうと、差し出したって届かない。こうして彫刻刀で丁寧に、溝を深くしていくんだね。痩せ細った鉛筆で、助けを求める言葉を書こうにも、こめる力に負けて折れてしまった。1人の部屋に帰ろう。無力な自分を責めよう。最後は自分を守ってあげよう。振り絞った勇気はゴミみたいなものだ。本当は助けてほしいけど、今の私は誰にも会わないほうがいい気がする。人と話すのは疲れる、後悔のないように伝えたかった、たぶん、伝わらなかった。無駄。もう何もできない。

先週のこと、擦れた心は灰色

いつもやさしくあることが必ずしも正義ではない。だけど、他人は自分を映す鏡だ。そう思って人と接している。だからこそ、ありのままの自分で居られる人たちがどれほど貴重でありがたいかと思う。取り繕う必要も無く、格好つけようとも思わない。ほとんど家族に似た、実家のような安心感。それが良いとも限らないのも分かっているけど、たまにはぬるま湯に浸かりたいときもある。私のやさしさなんて、自分が相手に求める理想像を演じてるだけなのかもしれない。本当はずっと薄情なのにね。今は何故か、善い人であろうと努めること自体に疲れてしまった気分。他人の些細な反応に敏感なくせに、自分の細かい言動に気が回らない。嫌われても良いのかい。少し疲れたんだ。性格の悪い素の自分でいたい。

嗜好

あんなにも渇望した孤独を、今や持て余している。寧ろ、逃避している。夜を独り占めして本を読む時間に、かつてどれほど贅沢を感じていたか。こうして自分の為だけに日記のような何かを書く時間に、どれほど救われていたか。孤独を味わうことなく捨てていた。勿体無い。