ゑんぷの空虚

支離が滅裂

解放

初めて外の世界を見て。

こんなにも人は自由に暮らしているんだと知った。娯楽がある、選択肢がある、その中に各々の思想がある。私にはとっても新鮮で、素敵に思えた。外の世界の人はダメ、そう教えられてきたようだった。私の信じてきた当たり前は当たり前じゃなかった。無知は私の方だった。植え付けられた思想が解けていく。私はずっとダメな人だった。そう思いきっていた。足枷を外して私は外の世界へ飛び出した。