ゑんぷの空虚

支離が滅裂

ずっとその時を待っているよ

生活がひっくり返ってしまう程の大きな感情が欲しい。大人になってしまうと、何故だろう、私は主人公では無くなってしまったかのよう。映画や音楽に自分を投影して擬似的に大きな感情の動きを得る。子供の頃とはちがうんだなあ。頭が痺れて身動きが取れなくなるほど嬉しかったり、絶望したり、本当に忙しかった。最近は気づかないうちに緩やかに墜落して、突然ぶわっと溢れて、また平気な顔をして墜落している。どこへ向かっているのだろう。過去に感じた気持ちを呼び起こして勘違いをしてみる。それだけでなんだか面白い人生だったかもしれない。誰かを愛したり愛されたり、知った顔して私は何にも分かっていない気もする。