ゑんぷの空虚

支離が滅裂

神さま

なるほど、私は私の音楽を完成させるためだけに生きていたのか。その為に付随する不必要とも思える数々の苦労に意味は無いのだろうが、無駄でもないと思える日まで……その日を掴みにゆくしかない。

大人になって鈍る感覚がある。足元に落ちているようなどうでもいい違和感にどこまでも拘って、どこまでも拡大する感覚。子供の頃信じていた私だけの神さま、最近は話しかけなくなってしまったけれど今も近くにいるんだろうか。一つお願いごとをするときは、必ず等価の何かを差し出していた。子供ながらにこの世の理が解っていたのかな。

いくつになってもずっと、ぐずぐずと、どうでもいいことに拘って一喜一憂していたい。それはそれはでかい喜びと憂いを繰り返して。