自分の存在がどんどん意味のないものに思える。厳密に言えば、意味を与えることに疲れてしまった。落ち続ける感情、他人を羨むことで少し気持ちの高まりを感じるが直ぐに自己嫌悪が襲う。女としての価値もない、社会的な価値も見出せない、生きていればいいなんて綺麗事一体誰が言い出したんだ？生きている限り向上心を持たなければならない。そんなのは分かっている。自己評価を他人に依存し、私は私に価値を与えられない。じっくり21年間かけてそういう考え方が染みついている。私はすこし人と違うのかもしれない。そう思うに至る小さな芽は小学校五年生の頃から芽生えていたのかもしれない。勉強だけしていればよかった頃はそれで大体をカバーできた。だけど私は強がっても所詮弱者だったのだ。あの時人に笑われる側に回ってしまったから、今こうなっているの？あの時笑い飛ばさず大きな声で怒っていれば…。あれからずっと弱者だ。すこし変な人は障害だった。わかるよ、私の人生に頑張る価値があるのかって疑問に思うよ。せめて大好きな人のために居たいけど自分のことで精一杯だ。まともに寝ることも出来ないんだから。堂々巡り、いつも辿り着くのは大好きな人がしんどくなりませんようにと。
