ゑんぷの空虚

支離が滅裂

まっくらやみ

私はこの変な心の動きと一生付き合って行くのか?理由も無く、きっかけも無く、突如として現れる不安に、今夜もジリジリと蝕まれる。毎度思う。こんな事ならもっと早くに終わらせておけば良かったと。最初から居なければ良かったと。何百時間も孤独に曝されると、気が触れてしまうのかもしれない。この部屋はまるで、時間を忘れた宇宙の様で、私はそこをただ揺蕩うだけ。終わりの見えない悲しみに、身を委ねる。どうせ碌な夢も見れやしないから、眠ることすら恐ろしい。生きてきた中で溜め込んだ怒りは誰に向けられるでも無く、綺麗に昇華されるでも無く、消化不良を起こし、最後は行き場を失って、隠れて自分を傷つけるしか無い。最期は猫の様にひっそりと、誰にも見つからないように眠りたい。目の前で光っているのに、今は希望の光が見えない。全てに靄がかかり、景色は白んでいるばかり。もう誰にも好かれなくてもいい、受け入れられなくてもいい、許してもらえなくてもいい、苦しい今だけ、このままで居させて。