ゑんぷの空虚

支離が滅裂

正気の沙汰

ただ、寄り添ってくれる人が大人になると居なくなっていった。各々の忙しさで、他人に意識を向けることが難しくなる。自分のことを考える時間すら無い。本当に辛いとき、頼る人が誰もいないことに気づく。何度も同じことを繰り返しているため、そんなことに気づくのはもう1000回を超えている。それでもその度擦り減る。

職場での自分はよく笑う。本当に楽しくて笑っているのか、場を和ませたくて笑っているのか、よく分からない。そう思うのは、1人の自分とのギャップがあまりにも大きくなってきたから。どっちの自分がおかしいのか、どっちが本当なのか、おかしいのが本当なのか、何も分からない。ただ、今死にたいと思っている。死にたいと呟きたい気分だけれど、誰にも知られたく無い。

いつから変な感じになってしまったのか遡るが、多分小さい頃から変な感じだった。時々悪夢のような夜がくる。あと50年くらいこんな夜に付き合うんだろうか。子供のように泣き喚きたいのに、何泣いてんだよと冷めたこわい人の声が頭に響いて涙が出ない。みんな何が楽しくて生きているのかな。

こうやって自分で自分を何度も殺して慰めて、これはただの自慰行為だと思った。ああ眠くなってきた