ゑんぷの空虚

支離が滅裂

ワンルーム宇宙船

時にはこんな夜が必要かもしれないね。壁に向かって内緒の話をするみたいな。月に何度か、私は宇宙に放り出される。はじめから何も知らなかったみたいに、とぼけた顔で漂う、いくつかの星と眠る。実際、時々いきものに会いたくなる。その時、自分もまた、生きていることに気づく。どこにも行かないよ、だって、結局どこにも行けないんだもん。