ゑんぷの空虚

支離が滅裂

久しぶりにした。

久しぶりに絵を描いた。

鉛筆のにおいをとらえると、たちまち一日中鉛筆を握っていた日々のことを思い出した。そしてルドンみたいな絵を描いた。黒って200色あんねんて、と頭の中のアンミカが呟く。嘘。デッサンは特別好きではなかったけど、4Hから10Bまで色々な硬さの鉛筆を集めては、執拗に画用紙に擦り付けることは嫌いじゃなかった。良い音が鳴る。引越しのときに画用紙だとかスケッチブックみたいなものは捨ててしまっていたようで、後悔した。思い立ったらなんでもすぐにできる環境にしておきたい。やっぱり絵は嫌なことをあまり考えずに済むから良い。ひとり遊びの極致だ。

 

久しぶりにブログを書いた。

一時期は寝る前の日課として、ここに文章(とも言えないものもある)を書いていた。年々自分の思うことを言葉にするのが億劫になる。大事なことは自分だけ知っていればいい、みたいな考え方に憧れたりもしたけれど、私にとってはいつか忘れてしまうことの方がずっと恐ろしくて、その時のままを残しておきたい。昔のブログを読んで1番面白いと思うのは間違いなく私だ。だから、誰に読ませるわけでもないコレをまた書いてみようと思った。