ゑんぷの空虚

支離が滅裂

ぜんぶゆめ

私はずっと好きな人に殺されたかったんだね。愛する人に不幸にされて、あなたの手で殺ってほしかった。そして全てあなたのせいにして綺麗に死にたかった。自分は何も悪くないと、そういう死に顔で逝きたかった。こんなに図々しい女がいるのか。この世で最も醜い発想。最近は私のしあわせはここにあったのかと知る。守りたいものがあります。だから大嫌いな自分はひっそりこっそり息を潜めて、ゆっくりじっくり弱らせます、この手で。腐るなら、誰にも迷惑をかけずにね。自分の限界が近いとき、大きな声で助けてと泣けないのは、私が寧ろ弱くて狡いから。全部分かってやってるよね、そうだねやっぱり私は卑怯だったね。無理してる自分とか自分を追い込むこと、正当化してるのもおかしいよ。いつか他人に強要するんじゃないかって。もういいよ、お前が1番面倒臭い。