ゑんぷの空虚

支離が滅裂

さようなら

夜は感情の凹凸が浮き出てしまう。顕になってざらざらと蝕む。寝ても覚めてもずっと死の匂いが立ち込めている。それは決して触れることのできない。ただ匂うことしかできない。何も出来ない。私には。何も求められない。ただ、ひとり。生きているのか死んでいるのか分からなくなってしまった。だから血が出るのか確かめる。要らない人間。そうだった。いつも誰かが思ってくれるわけじゃないと言われた。家族でもなんでもないたった数年の付き合いで心落ち着けると思うなと言われた。その通りだ。自惚れるな。あなたに言われたことも思い出します。そうやって自分を卑下して逃げていると。自分を卑下することも棚に上げることもできない。考えすぎと言うなら、何も考えずに済むようにずっと目が覚めなければいいのに。意識がある、それだけで頭は止まらない、つらいばかりです。逃げているって言われたくないから、立ち向かいたい。自分に。私はさようならを言いたい。それじゃあ!